歩行時間 5時間36分(内道迷い80分)
コース
般若山法性寺08:38 →(25分)→ 09:03お船観音09:10 →(63分)→ 道迷い折り返し地点10:13 →(40分)→ 亀ヶ岳展望台10:53 →(41分)→ 11:34 一ノ峰11:57 →(7分)→ 二ノ峰12:04 →(14分)→ 三ノ峰12:18 →(2分)→ 四ノ峰12:20 →(15分)→五ノ峰12:35 →(10分)→ 布沢峠12:45 →(18分)→中ノ沢分岐13:03 →(8分)→文殊峠13:11 →(7分)→中ノ沢分岐13:18 →(8分)→13:26兎岩分岐13:33 →(5分)→竜神山13:38 →(29分)→14:07兎岩14:12 →(44分)→14:56般若山法性寺駐車場
トイレ法性寺入口前にあり。
マップ
日曜日は晴れ予報だったので、スリルのある岩場で気になっていた般若山と釜ノ沢五峰を回るコースに行ってきました。
車で、先週行った武甲山と同じルートを通り、法性寺に向かいます。
今日は綺麗に武甲山が見えるー!
先週と大違いだな。
法性寺に到着。
少し手前にある駐車場に車を停めます。
8:30に着いて、先着の車は1台。
道路わきの草むらに、かわいいお花が咲いていました。
秋明菊。
曼珠沙華。
法性寺。
秩父札所巡りで34ヵ所あるお寺のうちの1つです。
門をくぐって真っ直ぐ階段を上がっていきます。
さらに奥に、山へ入っていく階段があります。
すこし上ると観音堂と奥の院との分岐に。
奥の院方向へ。
この岩の感じ、沖縄の斎場御嶽に似てる。
細い道を歩いていきます。
程なくして、右側に龍虎岩という穴の開いた大きな岩がありました。
上っても下りてこないといけないけど、気になるので上ってみました。
足をかける窪みがあるので、問題なく上れます。
穴の中には祠がありました。
下りて進むと、「月光坂」と表示された坂が現れます。
岩を削ってできた階段を上ります。
般若山は岩山らしく、そこかしこが岩です。
この階段も岩を削ってるみたい。
階段を上がると、岩のくぼんだところにちょうどよく十三仏が並んでいます。
すぐに、お船観音と大日如来の分岐があります。
先へ進むルートは大日如来方面なので、まずお船観音に寄ります。
分岐してすぐにこんな光景が!
お船の形をした大きな岩の先に観音様がいました。
パッと視界が開け、向こうに見えるのは武甲山。
観音様も武甲山のほうを向いて佇んでいます。
観音様側から、来た方向を見る。
おぉー怖い~。
片側は絶壁になっているので、そちら側には近寄らないように。。
下とか横とか上とか見てたら、平衡感覚がなくなりクラクラしてきた;;
岩を歩いてこなくても、観音様の前の岩が階段状に削られていて上り下りできます。
先ほどの分岐にもどり、大日如来の矢印に進むとすぐに現れる鎖場。
上る途中、岩肌からオオバキボウシが花を咲かせていました。
夏に
陣馬山で見たオオバキボウシ
がこんなふうになるんだ~。
季節の移り変わりを感じるな~。
岩の上には大日如来。
そこから釜ノ沢方面の道標をたどり、荒れ気味の道を進むと、
視界が開けた。
これは・・何方面だ?
さらに先に進みます。
今振り返ると、この分岐で多分道を間違ってしまいました。
左側に登山道を印す赤テープが巻かれているけど、気づかずに右のほうへ行ってしまったと思われます。
道が不明瞭なところがちょこちょこありますが、道標や赤テープがあったり、道っぽいところもあったりするので、とくに疑問も持たずに進んで行ってます。
ほら、道っぽいでしょ。
木を渡したところを通ったり、道のない荒れた斜面をよじ登ったかと思ったらまた道っぽくなったり。
そうこうして30分ほど歩いていくと、こんな荒涼とした場所に出ました。
小高い場所に立つと景色はサイコー!
二子山方面が見え、
後ろを向くと武甲山が見えます。
いい景色だ~。
と、さらに先へ進みます。
ここまでも、道がが不明瞭というか、ないところがあったりして、「さすがマイナーな山は荒れ気味だな~」なんて呑気に思っていたけど、どんどん道が不明瞭に。
いくらマイナーな山とはいえ道不明瞭すぎるところが多い。。とようやく疑問に思い始め、ルート記録中の山と高原地図のアプリで確かめてみると、本来のルートから外れている!!
一緒に来ていたオットは「GPSが少しずれてるんじゃん?」
と言ったけど、今までの経験でこんなにずれたことは一度もないので「ぜったいおかしい!!」「ぜったい!!!」
と訴え、とりあえず来た道を戻ることにしました。
もしかして、ことごとく赤テープの枝が地面に倒れていたのは何かを示していたのか!?
間違ったと思われる地点から40分ほど歩いてきていたので、時々後ろを振り返りながら「ここ通ったね」と確認しつつ戻っていきました。
・・が、見覚えのない鉄塔のあるところに出てきました。
ふと見ると、釜ノ沢方面の道標がある。
これは、本来のルートだ。
なにがなんだかわからないけど結果オーライ。
だけど、よく考えるとオーライとか喜んでる場合じゃないですね。
同じところを戻ってるつもりでいたのに違ってるなんて。怖い怖い。
気を取り直して、釜ノ沢に向けて進みます。
亀のように見える亀ヶ岳。
小高い岩から、見えるのは武甲山。
鎖場をおります。
脇道に入ったところにある「雨乞岩洞窟」。
一人分くらいの穴があります。
もう迷いたくないので、
「これ道だよね??」といちいち確認しながら歩く。
民家の庭の間を抜けて一旦道路に出て右へ歩くと、釜ノ沢五峰の登山口があります。
釜ノ沢五峰は一の峰から五の峰までの峰があります。
奥の鉄はしごではなく、手前の道を入ります。
緑の生い茂った中を上って行きます。
道標を指差し確認^^;
広い斜面を緩やかに上ります。
すると、目の前にこんもりした岩の山が現れました。
踏み跡も見当たらないしロープや鎖もないし、ここを上る感じに見えません。
右脇を見ると、道っぽく見えるところがあったので、崩れ気味だったけどなんとか進んでみました。
でもすぐに道がなくなり進める感じじゃない。
手前で様子を見ていたオットに「こっちは道がないー!」と伝え、オットが上にのぼると先にいけるような感じだったので、私も戻って上に・・。
と思ったけど、崩れかけた道を戻るより、このままよじ登った方が早いかも、、とよじ登り始めたら落ち葉で滑りそうになり、木をつかもうと思ったら、折れてる枝だったりしてヒーヒーいいながらようやくよじ登りました;
(いや~、今日はいろいろと勉強させてもらってるわー;;)
(もうマイナーな山には来ないようにしよう!!)
と心に誓いながら歩いていくと、
一の峰に到着しました。
お腹が空いたので、ここでお昼にしました。
もう少し寒くなると温かいものが食べたくなるから、そろそろバーナーが欲しいな~。
すぐ近くの山が見える。
オット曰く「(写真中央より左側の)すこしくぼんでる、木のないところが、さっき間違って歩いてたところじゃん?」
あんなとこ歩いてたら、こっちまでたどりつかなそうー。戻ってよかった。
一の峰も片側が絶壁になってます。
エネルギーチャージしたら、また歩き始めます。
子兵重岩方面へ。
子兵重岩のピークが二の峰です。
眺望抜群。
鎖場を下りて、
少し進むとまたもや視界の開けたところが。
すぐ上の岩のてっぺんに三の峰があります。
鎖場を下りて、
四の峰。木に囲まれて眺望はありません。
四の峰から五の峰は少し距離があり、10分くらい歩きました。
ここも眺望ゼロです。
五の峰の片隅に獣の糞を発見。
大きさ的に・・・・クマ!?
しかも、湿った感じ!これはあまり時間たってなさそう;;
いちおう、歩き始めから熊鈴は鳴らしてます。
誰も歩いてる気配がないので;
五の峰からすこし進むと、
視界の開けたところに出ました。
六の峰とかにできるんじゃないかな?
五峰見終わってしまったけど、まだまだ道は半分も来ていません。
モミの巨木の標識がありました。
1本だけ巨大に成長してる。
少し進むと中ノ沢と文珠峠の分岐に出ました。
進む方向は中ノ沢方面だけど、10分くらいで行って戻れる文珠峠へ寄り道してみました。
文珠峠の金精神社が見えてきました。
文珠峠まで道路が通ってます。
道路に出ると、天文台があってそこから景色が綺麗に見えるようですが、このときは知らなかったのでそのまま分岐まで戻っていきました。
分岐を過ぎ、進むと道標があり右へ下りると「中ノ沢を経て林道へ」。真っ直ぐ行くと「キャンプ場・竜神山・兎岩」と示されていた。(写真がないので記憶に頼ってます)
予定だと中ノ沢を通って林道に出るという、道標そのままのルートだったのですが、ここで山と高原地図アプリで現在地を確認すると右へカーブするにはちょっと手前の位置にいるように見えたので、アプリのほうを信じて真っ直ぐ行くことにしました。
尾根っぽい道を進むと小さなピークに向けて上りになりました。
するとみるみるうちに、あたり一面草ぼうぼうになり、掻き分け進むと草むらの中に「山頂」の標識が・・。
山頂と言われても、、目の高さまである草に囲まれて様子が全くわかりません;
眺望がないとかの問題ではなく地面も見えません;;
はやくこの草むらから出たい!!
と早々に下りていきました。
振り返るとこんな感じ。
竜神山を過ぎると右へカーブしました。
地図で見た、右カーブと同じように進んでるな~と地図アプリを見たら、またルートからズレてる!
さっきの「中ノ沢を通って林道」の道が正しかったんだー;また間違えたー!
でも道標を見ると「兎岩を経て林道へ」とあり、「兎岩」という文字を他の人のレポで見た記憶があったし、林道に出るって言ってるからきっと大丈夫だ。と思ってそのまま進むことにしました。
龍神山の草むらも通りたくないし;
しばらく進むとくぼみのある巨大な岩が出てきました。
賽の洞窟。
赤テープと道標を頼りに進みます。
このあたりかもう少し手前だったか忘れてしまいましたが、またもや獣の糞が今度は道の真ん中にこれ見よがしに転がっていました;;
そして、フルルン!と鼻を鳴らすような声が聞こえたのは・・・気のせいか??
やっぱり時々ルートがわからない場所が出てくる・・
そんなときはよーく眺めていると、道っぽいものが見えたり、岩と同化してるロープが浮き出てきたりするので落ち着いて確認します。
まるで、絵に隠れている動物を探すだまし絵のよう。
道標を確認、確認。
すると、鎖の手すり(?)がついた岩場が見てきました。
これが兎岩だ! 兎っぽいところは見当たらないけど。 さっきの亀ヶ岳にひっかけてるのかな?
かなりな高度感。
開放感たっぷりで、見晴らしも素晴らしい~。
でも、ちゃんとゴールできるかという不安が心の片隅にあって、心から感動する余裕がない( ̄Д ̄;)
たしかに見晴らしはいい!
下りたところから振り返るとこんな感じです。
兎岩を過ぎ、細い道をくねくね下りていくと建物の屋根が見えてきた。 フーッε-(´・`)
ようやく道に出ました。
下りたところに、赤いガクと青い実というあまり自然ぽくない組み合わせの木が。
クサギといって、葉っぱから独特のにおいがするそう。
林道を歩いて駐車場まで戻ります。
鮮やかな色だー。
この南国風な花、夏の終わりからよく見かける。
サルスベリという、聞いたことのある木だった。
法性寺が近づくと、秋海棠(シュウカイドウ)が咲き乱れていました。
シュウカイドウってどんな花だろうー?と思ったら、御岳山で見た
アノ花
だった^^;
マイナーな山とはいえ、ネットを探すとちょくちょく行ってる人はいるのでそれほど気構えせずに行きましたが、全く人気はないし、道迷いしそうなところがちょこちょこあったので、初心者だけで行くのは危ないかも・・。
低山とはいえ、現在地はわかるように準備しておいた方がいいと思います。
まぁ、山に行くときは何処でもそうだとは思いますが^^;
登り終わって、オットが「人のいない山は寂しい・・」と言っていましたが、、、
私も同感!!