【秩父札所の観音院から眺望の良い山頂へ 静かな山歩きを楽しめるコース】
歩行時間 3時間2分
コース
観音山登山口9:17→(18分)→9:35札所31番観音院9:52→(48分)→10:40観音山10:17→(92分)→12:49牛首峠12:52→(24分)→13:16観音山登山口
トイレ 観音山駐車場(冬季閉鎖)、観音院にあり
マップ
秩父札所の観音院はアクセスしにくい場所にあります。
バスだと西武秩父駅から栗生行きのバスで約50分、終点の栗生バス停で下車し45分ほど歩いてようやく観音院の山門に着きます。
時間もかかるし道路歩きも長いので、秩父鉄道の秩父駅からタクシーに乗り山門のある観音院駐車場まで向かいました。
観音院の山門。
こちらの仁王像は石で造られています。石造りの仁王像では日本一の大きさだそう。
曲線など細かい部分も風化していません。
観音山にある石で造られているのですが高品質な石材なのか、修復されているのか、屋根があるおかげか、、わからないけど150年以上前に作られたのにディテールが崩れてないのがすごい。
観音院までは石の階段を登っていきます。
左右には句碑が点在しています。
階段を上り切ると岩壁に囲まれた観音院が現れました。
静かで荘厳な雰囲気です。
小さな滝や磨崖仏など見どころがあります。
奥に入っていくと登山道があります。
東奥の院や石仏群などいろいろ分岐があり、観音院の周りを巡るだけでも楽しめそう。
分岐を観音山方面へ進むといきなり急登の階段が続きます。
山頂までは短いけど、いきなり体力を奪われます。
陽の当たらない暗めの道。針葉樹林がひっそりした雰囲気をいっそう際立たせています。
牛首峠と観音山の分岐。
観音山を往復してから牛首峠に向かう予定です。
青空が見えてきました。
あの上までのぼって尾根を左に行くと山頂です。
「仁王尊採石場跡」
この石で造ったんですね。登ってくる途中には「仁王尊細工場跡」もありました。
観音山山頂に到着。結構見晴らしが良いです。枯れ木の季節だからというのもあるのかな?
コンパクトな広さも落ち着く感じで良いです。
両神山も見えました。
分岐まで戻り、牛首峠方面へ向かいます。
細いトラバースの道を何度か通りますが、落ち葉で埋もれすぎて道の端がわからずとても恐怖でした。
道の部分も少し傾斜している感じがして、そのまま滑りそうな感覚に陥り腰が引けてしまいました。
落ち葉が重なり、グリップが効かないのも怖かった。。
1箇所鎖場もありますがゆっくり降りれば大丈夫。
道標の「牛首峠」が手前に倒れて見えなかったので、まっすぐ日尾城跡方面に進みかけましたが左へ下るのが正解。
時々景色が見える岩の道を進みます。
牛首峠直前の道も少し注意して歩きます。
「牛首峠」
観音院でも見かけた「彩の国まごころ国体」の看板。2004年に行われた国体のようです。毎年どこかの県で開催される国体には一つ一つ名称がついているんですね。
ちなみに2024年からは国民スポーツ大会、略して国スポに変わったそうな。
沢の中に吸い込まれていきそうな、ちょっと不安になる斜面を下っていきます。
ここも落ち葉まみれで歩きにくい。
暗い沢沿いを歩いてスタート地点の観音院駐車場まで戻ってきました。
帰りもタクシーで秩父駅まで。
ここは車で来るのがベストな山ですね。
人が少ないので、静かな山歩きとゆっくり山頂の時間を楽しみたい方におすすめです。
でも落ち葉には注意です。