歩行時間 6時間04分(1日目)
コース
(1日目)
八方池山荘06:41 →(133分)→ 八方池08:54 →(81分)→ 10:15扇雪渓10:20 →(45分)→ 11:05丸山12:11 →(66分)→ 唐松岳頂上山荘12:22 →(24分)→ 12:46唐松岳12:50 →(15分)→ 13:05唐松岳頂上山荘
トイレ 各リフト乗り場、八方池山荘、第2ケルン手前、唐松岳頂上山荘にあり。
マップ
ブログタイトルのところにも書いてありますが、今年の目標は北アルプス1泊。
ということで、観光地で有名な八方尾根を通って唐松岳に行ってきました。
(コースタイムは、写真をたくさん撮ったのでかなり遅いペースです)
予報では大気が不安定で曇りや雨や雷の予報だったので、rieちゃんと「どーするー?」
と夜行バスの出発4時間前まで悩み、行っちゃおー!と決行することに。
八方尾根といえば白馬三山が映りこむ八方池の写真が有名ですが、ぜひとも見てみたい・・。果たして見れるのか!?
バスタ新宿から深夜バスに乗り、朝5:30頃白馬八方バスターミナルに到着。
軽く支度をしてゴンドラ乗り場まで10分ほど歩きます。
ゴンドラ乗り場。
事前にコンビニで前売り券を買ったので、往復2900円→2610円になりました。
窓口で前売り券とチケットを交換し、列に並んだらちょうどゴンドラが動き始めました。
並んでる人は10人程度でした。
もっとすごい人だと思ってたけど、そーでもなかったです。
ゴンドラとリフト2つを乗りついで八方尾根山荘まで一気に高度を稼ぎます。
リフトの下はお花がいっぱい♪
アルペンクワッドリフトを下りると周りはガス。
グラートクワッドに乗り継ぐ通り道にある鎌池湿原。
シモツケソウ
下界でも良く見かけるシモツケと見た目も名前も似てますが、違うものです。
足元近くに沢山咲いていて、ワクワク感が高まります♪
八方池山荘まで上って道に出ると白馬三山が見えました♪
下がガスってますが、目の前に迫る景色に感動~。
八方山荘から、歩きやすい道と岩がゴロゴロの登山道に分かれます。
北アルプスが見える登山道へ。
道の周りには色んな種類の高山植物が咲いてます。
一歩進むごとに新しい花を発見しては、カメラ小僧になるので全然前に進めません(爆)
ハクサンシャジン
タカネマツムシソウ
タムラソウ
時々ガスりますが青空ものぞいてます。
みんなお花を見ながらなのでのんびり上ってます♪
このゴロゴロしてる岩は蛇紋岩といって、雨にぬれるととても滑りやすい岩です。
ハッポウウスユキソウ
ネバリノギラン
ワレモコウ
ミヤマダイモンジソウ
キンコウカ
木道が現れました。
八方池山荘から分かれた道が合流し、また尾根道と木道コースに分かれます。
下(左)側の木道コースを行きます。
振り返ったところ。
わかりにくいですが斜面全体にお花が咲いてます。
蛇紋岩の特殊な地質のおかげ(?)で本来標高2500m以上でしか見られない高山植物やハイマツが生育してます。
こんなにいろんな種類のお花が見れるのは初めてかも!嬉しい。
ハッポウタカネセンブリ
ハクサンシャジン
歩きやすい木道が続きます。
途中ウッドテーブル&ベンチが何箇所かあるので、のんびり休むのも気持ちいいです♪
シナノオトギリ
緑だけに見えますが、左右にお花が咲いてます。
シナノオトギリ
登山コースからの道と合流したら、息ケルンがあります。
息ケルンから八方ケルンまでひと上り。
八方池が見えました!
でも周りはガスガス。
これでは水面に映る山々の画は期待できません。
ガスが晴れるまで待ってると午後の雷が心配になってくるので、明日に期待して先を急ぎます。
八方池から先は登山装備が必要になります。
さらに大きな岩も混じる斜面を上ります。
黄色のハートのヒナコゴメグサ
前方に樹林帯が現れました。
リフトを乗りついだところにあった鎌池湿原あたりからこの辺りは通常ダケカンバ林が広がっているはずですが、蛇紋岩の地質により林がとぎれ、上部にダケカンバ林が現れるという逆転現象が起こってます。
ダケカンバ林は爽やかな気持ちになる♪
ダケカンバ林を抜けました。
周りにはハクサンシャジンが沢山咲いてました。
タカネナデシコ
ハッポウアザミ
細い道の脇に沢山咲いてて、人とすれ違う時によけたら葉っぱがささるので痛かった^^;
ニッコウキスゲ
クルマユリ
葉っぱが車輪のようについてるから、だそう。
また樹林帯の中を歩きます。
キヌガサソウ
扇雪渓
その名の通り、扇状の雪渓です。
ヤマハハコ
チングルマの穂
チングルマ
このあたりは、チングルマとチングルマの穂が群生してました。
タテヤマリンドウ?
もう少しで丸山です。
名前の通り丸いこんもりした小さなピークの丸山。
ケルンの近くに小さなかわいい石のオブジェがありました♪
誰かが積み重ねたのかな。
丸山から不帰キレットが少し見えました。
あんなギザギザ登る人がいるんだな~。すごい。
だいぶん青空が増えてきました。
予報は夕方雨だったけど、このまま降らないといいな~。
唐松頂上山荘までもう一息。
歩きながら左前方に見える山を差しながら、あれは唐松岳かなー、それとも五龍岳?なんて話してましたが、唐松でも五龍でもありませんでした(爆)
唐松はもっと右。まだ隠れて見えてません。そして五龍はこれより左側奥にあります。
ロープと鎖の張られた高度感のある細い道ですが、1人分の道幅はあるのでそれほど危険は感じません。
落石がおこりそうな岩壁です。
頂上山荘が見えてきました♪
山荘の左手に見える山が唐松岳でした。
山荘にザックを置いて唐松岳に向かいました。
片道20分くらいで山頂に着きます。
山荘すぐの砂礫地にはコマクサが咲いてました。
道も少し傾いてるので撮影に夢中になって転げ落ちないように・・(汗)
花崗岩の岩がちの道を上ります。
振り向くと、赤い山荘が画になってる♪
不帰キレットも目の前に。
息が切れる・・。
唐松岳山頂に到着しました♪
360°の展望です。
でもそれまでにも十分すぎる景色を目の当たりにしてるので、あまり写真は撮ってませんでした(苦笑)
山荘前まで戻ってきました。
この文字がかわいい。
相部屋は北館と本館があり、北館は1泊2食付きで9800円。本館はプラス800円です。
北館は寝室とトイレのみで、食堂と売店は本館にあります。
夕食は17:00でした。
お茶と味噌汁が体に染みる~。
夕食後日の入りまで少し時間があったので、あたりを散策しました。
唐松岳山頂に向かう、コマクサの咲いているあたりから右に戻るように上っていく道があったので、少し上って行きました。
すると、なにやら動く物体が。
なんと、ライチョウがいました~!
母ライチョウと3羽のヒナです。
近くで見てても全く気にする様子はありません。
母ライチョウは天敵がいないかを監視してるのか、遠くを眺めつつヒナたちを見守っています。
時々「クー」と小さな声で鳴いてる。
ヒナが草をついばんでます。
みんなおっとり歩きまわってて眺めてるだけで癒されます。
かわいい・・・
そして山荘前では、ウクレレを奏でる男性が。
この景色を目の前に、それぞれが静かに過ごす穏やかな時間に溶け込むメロディと音がとっても心地良い。
最高に贅沢だな~♪
後姿の写真を載せてもいいですか?とお伺いしたら、快くOKしていただけました♪
ウクレレ奏者のおがわてつやさん。
去年は槍ヶ岳で演奏したそうです。すごいー。
ピンクに染まった雲海の向こうには、剱岳が見えました。
あ~、今日来てよかった~!
・唐松岳の天気予報 てんきとくらす
・山と高原地図 34 白馬岳
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