鳥海山

鳥海山

【大地の息づかいを感じる鳥海山 湯の口台から新山の往復コース】

point歩行時間  1日目:30分 2日目:10時間1分 (歩くペース 1.51.6)

pointコース

1日目
湯ノ台口14:30→(27分)→14:57滝ノ小屋

2日目
滝ノ小屋5:28→(88分)→河原宿6:56→(172分)→伏拝岳9:49→(11分)→行者岳10:01→(31分)→10:32新山・外輪分岐10:39→(15分)→10:54鳥海山山頂御室参籠所11:22→(22分)→11:44鳥海山12:07→(23分)→12:30新山・外輪分岐12:40→(25分)→行者岳13:05→(11分)→13:16伏拝岳13:24→(123分)→15:27河原宿15:34→(63分)→16:37滝ノ小屋16:38→(17分)→16:56湯ノ台口

pointトイレ  滝の小屋、河原、鳥海山山頂御室参籠所にあり

pointマップ

夏山が終わり、紅葉に移るはざまの時期に鳥海山へ行ってきました。

初日は湯の口台から30分登った滝の小屋に泊まるだけなので気持ちものんびりしています。

新潟駅から特急いなほに乗り換え約2時間。鶴岡駅までの電車旅。(酒田駅の方が登山口に近いみたいですが、今回は鶴岡で降りてレンタカーで移動の予定です)

途中から海沿いを走るので、電車の指定席は海側のA席から埋まります。

お昼ごはんは茅葺き屋根の立派な門のある『大松家』に立ち寄りました。

築170年の古民家で趣たっぷり!

納屋らしき大きな建物はちょっと洋風な昔の学校のような扉がレトロでかわいい♪

くるみそばをいただきました。

囲炉裏で串焼きもできます。時間がゆっくり流れる空間で、お酒を片手にじっくり味わいたくなるお店です。

お蕎麦ももちろん美味しいですが、デザートがさらに美味しくて感激でした♪

いちじくの甘露煮にタピオカとココナツミルクがかかっているのですが、この甘露煮がとにかく美味しい〜

いちじくの甘露煮はこの辺りでよく食べられているのか、翌日に寄った市場でも売っていたので買って帰りウチで同じようにタピオカミルクをかけて食べてみましたが

美味しさが違う。

買ったいちじくも美味しいですが、こちらで食べたいちじくは自然な甘さというか、、とろみのあるココナツミルクと相性ばっちりで体に染み込む感じがしました。

入口を入ったところの広い土間では焼きマシュマロを楽しめます。

炭火を眺めながらのんびり炙っていると、心も解けていく〜♪

鳥海山大物忌神社蕨岡口ノ宮

明日登る鳥海山にある大物忌神社の里宮に寄ってご挨拶。

湯の口台登山口

登山口にやってきました。

駐車場もあります。止まっている車は少なめでした。

鳥海山は日本海からの湿った空気がぶつかるため、雨が多い山だそう。

今日は気持ちいい青空。明日も晴れてくれますように。

樹林帯の細い道をまっすぐゆるゆると30分ほど登り、滝の小屋に着きました。

今日はここで1泊します。

山小屋はどこも値上がりし、アルプスなんかは15,000円が普通ですが、こちらは町営なので2食付きで6,200円です(2025/9時点)。

お肉も柔らかく、野菜の天ぷらやサラダとおかずも充実しています。

白米も私好みの柔らかめでもちもちしてて美味しかったな♪

翌日のお湯も無料でいただけました。

朝ごはんを食べて、5:28スタート。

昨日は滝の小屋まで樹林帯でしたが、小屋から上は高い木はありません。

山肌はところどころオレンジがかって紅葉が始まりつつあります。

東北らしいのびやかな山容です。

少し霞んだ朝の光に浮かぶのは、墨絵のように連なる山々。

雨予報はなかったなずなのに、ポツポツと降ってきました。。

ふと横を見ると虹がかかっていました。

テンションが下がったり上がったりしながら楽しく登っていきます♪

しばらく雨が止みそうにないので雨具を着ました。

ポツポツくらいなので歩くのには影響ありません。

旧河原宿小屋。

雪害で倒壊しています。

奥にチラッと見える建物はトイレです。こちらは使用できます。

河原宿周辺の草紅葉がきれい。

リンドウもところどころで見かけました。

あたり一面岩がゴロゴロしています。

ひらけているので霧が濃いと迷いそう。

岩の上を歩く道が延々と続きます。

斜面にウサギギクが咲いています。

さすがお花の山。

終わりかけの花がいろいろと咲き残っていました。

外輪山に出る手前の道は急登気味。

 

 

天気は良くなってくれるのか?

真っ白に霞んでます。

外輪まで登ってくると上空が青空になってきました。

目の前には雲の切れ間から新山が顔を覗かせています。

外輪に沿って進みます。

ハシゴを降りたところに行者岳の山頂標がありました。

標識の木が折れて倒れてます。

岩に張り付いた小さな植物たちもクリスマスカラーに紅葉しています。

ところどころ、岩を越えつつ進みます。

大物忌神社も見えました。

雲を抜けて青空になりました♪

外輪を越え、中へと降りる道は荒々しい岩の急斜面。

大きな石がそこかしこに転がっていて落石も起きやすいので、ヘルメットがあった方が安心です。

大物忌神社。宿泊できるのは夏季のみで、この時期はもう終了しています。

奥に見えるのが新山。

とんでもなく荒々しい。。

がれきの山のようなところを登っていきます。

岩は平らな面が多く、見た目よりも足場がしっかりしていて歩きやすいです。

胎内くぐり

アスレチックのような岩場を登って山頂に到着です♪

山頂は狭いので順番で写真を撮りました。

間近で感じる迫力がすごいです。

連なる岩の塊のあいだを縫うようにして下っていきます。

新山から降りてきてホッと一息。

いやー、歩きごたえがあったな〜

忘れ難い光景を目にすることができて良かったです。

降りてきた岩の斜面を戻ります。

外輪山が続いてます。

 

往復コースなので来た道を戻ります。

さっき倒れていた行者岳の標識は誰かが移動してくれたみたい。

上りはガスの中だった景色を堪能しながら下ります。

景色が広いな〜♪

伏拝岳(ふしおがみだけ)

伏拝岳から湯の台口方面と鳥海湖につづく道に分岐します。

右手前方に鳥海湖が見えました。

草紅葉と緑に輝く山肌を眺めながらゆっくり降りていきます。

ずーっと岩の上を歩いているので足が疲れてきました。

チングルマの穂

ピンクのイブキトラノオ。

雲が一つもない!

滝の小屋が見えたらもうゴールも近い。

長い行程でしたが、お天気に恵まれ無事に歩くことができ、感謝です♪

下山後は鳥海山荘に泊まり、ゆっくり温泉に浸かることができました。

夜には満点の星空を眺めて思い出に残る山旅となりました。

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