トレッキング湯沢Ⅰ

トレッキング湯沢Ⅰ

【清津川の清流とブナの森を歩く癒しのトレッキング】

point歩行時間 4時間13分

pointコース
清津峡八木沢口8:39→(42分)→9:21大峰の原水9:23→(21分)→9:44猿飛岩9:45→(12分)→見返り岩9:57→(4分)→10:01フィトンチッド広場10:03→(4分)→10:07栄太郎登り口10:16→(20分)→10:36大沢渡り10:42→(16分)→10:58ブナ姫10:59→(24分)→11:23麗人の森11:28→(23分)→11:51栄太郎峠12:37→(39分)→13:16大峰13:31→(9分)→13:40大峰展望台13:48→(39分)→14:27湯沢高原ロープウェー山頂駅

pointトイレ 八木沢登山口、湯沢高原ロープウェー山頂駅にあり

pointマップ

湯沢町のガイドマップに載っている『トレッキング湯沢Ⅰ』を歩いてきました。

今回は車利用でしたが、電車で来る場合はJR越後湯沢駅からバスに15分ほど乗り、八木沢口バス停で降ります。

帰りはロープウェーで降りたら越後湯沢駅までは徒歩10分くらいです。

 

八木沢口からスタート

登山口には広めの駐車場もあります。あまり歩く人もいないのか、私たち以外は誰もいません。

トイレは簡易ですが中は綺麗で快適でした。

登山口。登山ポストもあります。

草木の生い茂る道を入っていきます。

草花も豊富なようです。

 

ところどころぬかるんでいます。

道はしっかりしています。

歩く人が少ないからか、周りの木や草たちは自由に育っていて手つかずの自然を感じられます。

登り下りのない道が続きます。

野花を楽しみながらの川沿い歩き

清津川が見えてきました。

9月でもいろんな花が咲いていました。

春や夏はもっといっぱい咲いてるのかもしれませんね。

右の斜面からは水が豊富に湧いています。

ここ以外でもところどころ水が湧いていて、道が水浸しになっている箇所があります。

左側は道に沿って川が続いています。

ぽっかりと空間のできた木の根本からは水が滴っていました。

川の音に癒されながら歩きます。

アザミだらけだ〜

紅葉したら綺麗だろうな〜

ほんとにお花がいっぱい♪

キツリフネ

シロヨメナ(?)

渡渉と岩の見どころが続く道

まっすぐ歩いてそのまま進んでいってるけど、手前の岩に赤い矢印を発見。

「岩が積み重なって歩ける感じじゃないけど、この矢印方向に進むの?」

と、不思議に思いながら岩にあがり矢印のとおり左へ行くと、、

渡渉した先に道が続いていました。

渡渉の先にまた渡渉。

ちょこちょこ渡渉があります。

芸術的な形。ここに至るまでの道のりを早送りで見てみたくなります。

道が狭くて崩れ気味のところも何箇所かありましたが、大体は歩きやすい道です。

大きな岩と岩に挟まれた、プチ高千穂峡のような景観。

↑『猿飛岩』と呼ばれているそうです。

 

足元の大きな岩に『見返り岩』の案内を発見。

清津川の清らかな流れを望むことができました。

ダイモンジソウ

この辺りの道は川とほぼ同じ高さです。

深呼吸したくなる、フィトンチッド広場

フィトンチッド広場に着きました。

『フィトンチッド』とは植物が傷つけられたり、昆虫・菌類などから攻撃を受けたときに放出する殺菌力を持つ揮発性物質の総称だそう。

自然の中を歩くとパワーをもらえるのはフィトンチッドのおかげかも♪

フィトンチッド広場から4分で栄太郎登り口に到着。

ここから清津川沿いの道は通行止めになっています。

川沿いを離れて、登りの始まり

栄太郎登り口からは栄太郎峠に向けて登っていきます。

いきなりの急登。

渡渉もあります。

今までの平坦な道とは全く違います。差が激しい。。

だんだんブナが増えてきました。

少し開けた空間にあるひときわ大きなブナの木『ブナ姫』

白いブナ林の世界へ

目の前に、白と緑が爽やかなブナ林が飛び込んできました。

いよいよブナ林の中に入っていきます。

ここまでブナが広がる空間は初めてです。

空気がすっと澄んだように感じる癒しの空間に包まれて、自然と気持ちが静かに落ち着いていきました。

その名の通り、「麗人の森」にふさわしい空間が広がっていました。

このコースは人気がないのか知名度が低いのか、登山記録を探してもあまり情報が見つかりません。

それが不思議に思えるほど、ここは素敵な場所です。

秋には、森一面が黄金色に染まるブナ林になります。

ブナ林を抜けて栄太郎峠に出ました。

展望とともに、ゴールが近づく

湯沢高原ロープウェイ方向の景色が見えました。

 

少し先に一楠場コースの分岐があります。

一楠場コースを下ろうと少し進みましたが、歩きづらい道だったので安全を優先して引き返し、舗装路を下っていきました。

ひたすら舗装路を下っていきます。結構長かった。

この草の斜面はスキーのコースかな。

途中、地図にある大峰山に寄ろうと思い、道なき道を進んでみましたがあまりにも道がなさすぎて方向がわからなくなったら怖いのであと一歩のところで引き返しました;;

大峰山近くにある展望台からの眺め。

さらに舗装路を下ってロープウェイに乗り下山。駅からバスに乗り駐車場まで戻りました。

バス停から駐車場へ向かう道すがら、ふと足元に目を向けると、宝石のようにカラフルなノブドウ。

可愛くてしばらく足を止めて見惚れていました。

再び歩き出し、ふと前方の十字路に目をやったその時、前方の十字路を熊の親子が横切っていきました。

もし、あの時ノブドウに足を止めていなかったら……。今思い出しても背筋が凍る、忘れられない瞬間となりました。

川沿いのトレッキングとブナ林を楽しめる、充実感たっぷりのコースでした。

栄太郎峠からの舗装路歩きが長いので、一楠場コースがもう少し歩きやすい道だったらいいのにな。

それと、八木沢口から栄太郎登り口までの川沿いの道は初心者コースとされていますが、崩れて細くなっている箇所もあるため、足元には注意が必要です。

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